研究所の立ち上げに先立って

皆さん初めまして。キャリアデザイン研究所の立ち上げを行いました加藤と申します。

 

この度、自身のキャリアで色々迷いが生じている方々に、少しでも自分が楽しく生きていくためのキャリアを探すお手伝いをしたく、会社の立ち上げを行いました。

 

私は大学を卒業後、大手金融機関に入社しました。そこで色々な部署を経験したのですが、数年働いて周りの人たちと将来のことを話していると、

「仕事が楽しいわけではないけど、ほかにできることもないしとりあえず働いている」

「やりたいことはあるけど、自分の力では無理だし、大変そうだからこの会社でいいや」

など、年を追うにつれてネガティブな考えを抱く人が増えていくことに気づきました。

 

このような経験を何度もしていくうちに、「日本企業では、楽しく充実した人生を送りながら仕事をしている人が少ないのではないか」という思いに至りました。

 

確かに、年功序列、トップダウン組織、希望していない部署へのローテーションなど、日本の会社の人事制度には、若手・中堅層を中心として、明るい将来を描きにくいような構造になっていることは確かで、多くの方がキャリアで悩んでしまうというのは無理もないことだと思います。

 

 

初回の記事なので、少しだけ自分のことを話させてください。

 

私は高校時代の成績も悪く、浪人したうえにあまり志望度が高くない大学に進学しました。しかし、私が第一志望だった大学の先輩からその大学の楽しさを改めて伝えられ、もう一回だけ頑張ってみようと受験を再開し、何とか仮面浪人をやり抜き、3度目の正直でなんとか第一志望の大学に合格。

 

その後、希望していた金融業界に飛び込みました。充実した仕事ができた時期もありますが、とにかくローテーションが多く、専門性が身につく前に異動、ということを繰り返し、あるときから、「これって会社が潰れたときに自分が何ができるんだ。市場価値全然上がってなくない?」という猛烈な不安が頭にありました。

 

その状況を打開するために、社内公募に応募。運よく海外MBA留学の枠に入ることができ、大学時代からの夢であったMBA生活がスタート!

日本企業における人材育成、人事制度にずっと問題意識を抱えており、MBAの数あるプログラムの中でも人事を専攻。仕事から離れて客観的に外の世界を見れるという経験は貴重で、とにかくいろんなことを学び、経験しまくりました。

 

そしてあっという間に2年は過ぎ、会社に戻って学んだことを最大限に生かそうと思ったのですが、驚いたことにMBAで学んだことと全く無関係の部署に異動・・・ 

当然自身が2年間勉強したことは何も生かせず、死ぬほど悩んだ末、会社に留学費用を返還することにはなりますが、退職して、転職を決意。

 

その後は人事育成の会社を起業したり、人事系コンサルティングを行ったりと、いろんなキャリアを経験しながら充実した人生を送っております。

 

 

長くなりましたが、私自身、キャリアに悩みながら社会人生活をしていましたが、しっかりとキャリアビジョンを持ち、方向性を持ったうえで適切な努力をすれば、夢だったと思っていたことも案外達成できるなぁ、と、振り返ってみて思います。

 

ただし、自分一人でキャリアデザインをすることはとても難しいです。

・転職すべきか、そうでないか。

・転職するのは今なのか、少し先の方がいいのか

・同業種で転職するべきか、未経験だが他業種に行くべきか

・転職ではなく、留学や起業という手段もあるのではないか

と、わからない点が次から次に出てきます。

 

 

そのような方々のために、キャリアで迷い、転職・留学・起業をすべて経験した私が、少しでもキャリアの方向性を見つける手伝いができたら、と思って立ち上げたのが本研究所になります。

 

これから、キャリアを考えるにあたり有用な情報をどんどんリリースしていきます。

皆さんのキャリアデザインに少しでも役に立てたら幸いです。

 

加藤 貴之

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