キャリアチェンジにおいて、最も多くの人がとる手段が転職です。それでは、皆さんどのように転職活動を進めていくでしょうか。ほとんどの方が以下の図のように、ネットで転職エージェントを探し、案件の紹介を受け、その中から転職先を吟味し、面接を受ける、というプロセスを辿るのではないでしょうか。
もちろんこのプロセスで転職は可能ですし、実際に多くの人が転職を成功させています。
しかし、転職エージェントが紹介してくれる案件の質を大きく向上させる手段に気付いていない方が多いのです。
その手段は何でしょうか?
転職エージェントの方々は、転職志望者のプロフィールやポテンシャル、能力を吟味しながら、その人に適切な求人を紹介します。(以下のプロセス図参照)
ここでは②が非常に重要な要素となります。
なぜなら、転職者が転職エージェントに対し、自身がどれだけの能力を持っているのか効果的に伝えれば伝えるほど、それに見合った良い案件を紹介してくれるからです。
よくあるのが、全く準備せずに転職エージェントの元に向かい、やりたいことや自身の能力を示すことをおろそかにした結果、見合ったレベルより低い求人を紹介されてしまうというケースです。
その為、転職したいから転職エージェントにコンタクトを取る、というプロセスは正解なのですが、準備なしに転職エージェントに会いに行くのは、自身の良い企業への転職の可能性を下げることにつながりかねません。
その為には、自身の履歴書・職務経歴書を可能な限り磨き上げ、エージェントとの面談でも自身がやりたいこと、アピールしたいことを話せるよう、十分に準備しておく必要があります。
エージェントにコンタクトをするもっと前に、すでに転職活動は始まっているのです。自身の貴重な転職のチャンスを最大限生かせるよう、十分に準備して臨みましょう!
次回は、履歴書・職務経歴書の基本についてお伝えしたいと思います。次回もどうぞよろしくお願いします。
加藤 貴之