こんにちは。
キャリアデザインコンサルティング&ラボの佐中です。
本日のコラムは「”自分の強み”について考える」です。
あなたは、「自分の強みは何ですか?」と聞かれたときにすぐに答えられますか?以前の私は、考え込んでしまっていました。
起業に向けて活動していく中で、「自分の強みは自分が一番知らなかった」と感じる機会がありましたので、今回は、”自分の強み”について触れてみます。
コンテンツ
“自分の強み”の表現が必要となる場面
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、あなたは、なんと答えますか?
とりあえず、誰もが知っているような資格の取得者であることや何かで表彰された実績などでしょうか。
私は、会社に長く勤めていた自分にどんな強みがあるのだろうと悩んでしまいました。そこで、起業に向けて自分自身の棚卸を行ないました。自分を客観的に評価することは、普段から意識していないと難しいと感じましたが、こんな機会がなければ、正直、自分の強みに気づけなかったのかもしれません。
なぜなら、普段の生活の中であえて自分の強みを誰かに伝える必要はあまり無かったからです。
強みを伝える必要を感じる場面は主に、就職活動・転職活動・起業であり、
就職活動・・・エントリーシート、面接
転職活動・・・職務経歴書、面接
起業 ・・・プロフィールの作成等
が考えられます。
“自分の強み”をどう考えるか
そもそも自分の強みとは何でしょうか?
メジャーリーガーの大谷選手のように160キロの速球も投げられるし、打撃も素晴らしい二刀流が出来る選手みたいな、とんでもないことが”強み”だと考えてしまいませんか?
特に飛び抜けたことはないから自分の強みと言われても…
自分を謙遜することを美徳として考える意識があるとなおさら考えること自体難しいと感じるかもしれません。
では、”自分の強み”をどのようにして考えたり、見つけ出していけばよいのでしょうか?
私自身が行なった2つの方法を以下で紹介します。
①自らの経験の棚卸し
自分が経験してきたこと、取り組んできたことを時系列に書き出してみることが棚卸しの第一歩です。
学生時代であれば、部活やサークルあるいは学校行事等を思い出して書き出す。併せて自分の気持ちも書いておきます。
社会人も同様です。”任せられた仕事をやっただけなので書くことがない”と考えがちですが、何でもないと思うことも書き出していきます。
なぜなら、”何もない”と思っていることの中に”自分の強み”が隠れていることがよくあるからです。
経験によって様々なノウハウや深い視点などを自然と身に着いており、自分が当たり前と考えていることが強みになったりします。
また、他者の視点に立って自身の経験を俯瞰することも大切です。
自分視点だと「この経験は大したことがない」と思いがちなので、実際に同僚や友人などに自分の経験を話してみるのもよいでしょう。
②周りの人に聞く
なんとなく聞きにくいと思われるかもしれませんが、素直な気持ちで「教えて」と言えば、きっと誰もがあなたの強みを教えてくれます。
その時に出てくる”あなたの強み”の中には、あなたが思いもしなかった強みが幾つも出てくると思います。思いもしなかった強みが出てきたら、そのまま自分の強みとして信じましょう。自分の中で否定しないことが大切です。
周りの人が教えてくれた強みは、既に周りの人があなたの強みとして認知しているものです。
自身が認知していることではなければ、新たな強みとして自信を持ってアピールしましょう。
“自分の強み”を知るメリット
“自分の強み”を知ることで、新たな自信を身につけることが出来ます。
棚卸や周りの人から教えてもらった”自分の強み”は、自分を過大評価しているものではありません。これからもその強みを育てていくことで磨いていくことが出来ます。
私自身、自分が気づいていない強みを周りの方から幾つも教えていただきました。
それにより、強みに磨きをかけることが出来、自分の希望する未来がより実現しやすくなると感じています。
一度、時間をとって”自分の強み”について考えてみませんか?