【コラム】相手に伝わる資料デザイン(1)

こんにちは。
キャリアデザインコンサルティング&ラボの加藤です。
本日のコラムは「伝わりやすい資料デザイン」です。

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資料デザインについて

弊社は企業研修も請け負っていることから、研修資料の作成をする機会も多いです。
様々な会社や他の研修講師様の資料を拝見することも多いのですが、
パワーポイントのデフォルトのデザインそのまま使われていることが散見されます。

研修資料だけでなく、会社で作成する資料やプレゼンテーション用の資料は、内容はもちろん、「伝わりやすいデザイン」を意識することも大切になります。

パワーポイントのデフォルト設定では、いかにもそのまま作った感が出てしまいますし、伝わりやすいデザインに配慮されているわけではありません。

資料作成のコツを学んで、相手に伝わりやすく、印象に残る資料デザインを実践してみましょう。

PowerPointを開いてそのまま入力を始めない

パワーポイントを開いたら、既定のデザインでそのまま文字を入力し始める・・・
という方、結構いらっしゃるのではないのでしょうか。

資料作成の1つ目のポイントは
【既存フォーマットに直接文字を入力しない】
ことです。

パワーポイントを開くと、以下のような画面が出てくるかと思います。


これに文字を入力していくと楽なのですが、
 ・全体デザインが考慮されていない
 ・後でデザインを変えようと思うとスライド全体に影響する
 ・やっつけ感が出てしまう

と、資料の作り手、受け手の共にマイナスな影響があります。

自身のスタイルを決める

ただし、毎回資料を作るたびにオリジナルのデザインを考えるのも大変です。
そこで、自分自身で入力のルールを事前に決めておきましょう。

例えば、私はこのようなデザインルールを決めています。


細かいルールは省略しておりますが、ポイントとしては、
”資料作成をする際にフォントサイズや色選びで迷う時間をなくす”
ことです。

資料作成をする際は、その内容に時間や労力を投下すべきであり、
フォントサイズやフォントカラーで頭を使う必要はありません。

まずは上をそのままコピーして使っても構わないので、
ルールを決め、徐々に自分のスタイルを作り上げていきましょう。


常に読み手の立場に立つ

普段の仕事では、資料を作る側の立場であることがほとんどであり、
読み手はお客様や、研修の受講者などになるかと思います。

そのため、意外と読み手の立場に立って自分の資料を見る機会は少なくなります。

多忙な中だと自身の資料を第三者の目線から俯瞰することがなくなってしまいますので、
 ・部下、後輩、同僚の資料をお客様の立場で読んでみる
 ・お客様の作成した資料の読みやすさを評価してみる
 ・資料作成の勉強会などに参加する

などの機会を自ら作り出し、相手に伝わる資料デザインを上達させてみましょう!


本日のコラムは以上です!